2008年10月05日

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久しぶりに「ことばのブログ」のご報告を。

ほどよい敬語『コミュニ敬語』で行こう

このことばのブログ、すでに1冊分くらいのボリュームの記事を書いたので、ひとまずそのままにしてあるところです。
で、更新も3か月ほどほとんどしていないにもかかわらず、毎日200-300くらいのアクセスがあります。アメブロランキングも2ケタです。

なんでだろう?と不思議でしたが、「ネット上で最も信頼できる敬語の情報」を目指して、集中してつくったのが効を奏したのかもしれません。
いろんな方に「分からないときはまっさきにここでcheckしてます」というおことばをいただきます。ありがたいことです。

これをつくることは、私にとっても、大変勉強になることでした。

言葉も敬語も結局のところツールなんだ。

それがはっきり分かったのです。

どういうことかというと

敬語については
・正しく使う
ことと同じくらい
・ほどよく使う
ということをさらに考えるべきだ、ということです。

例えば、
あるお店のシャッターに「本日は休ませていただきます」という言い方があるとします。

用法として、「〜させていただきます」は「あなたの許可をいただいて休みます」という意味に近く、「そこまでへりくだることはないよ。『本日は休日です』でいいんじゃないの」という考え方が「正しい敬語」の考え方です。
しかし、お店の気持ちになってみれば、こういう書き方になってしまうことのほうが圧倒的に多いのです。お客様と強固な絆を築いているお店の心からでた言葉なら、かえってこのほうがふさわしいこともあるでしょう。
もちろん、「本日は休みます」でもよいのです。

大事なことはそのお店がお客様とどんな関係を築いているか。
「本日は休みます」と言われて「オッケー、わかった!」というお客様。「休ませていただきます、だろうがっ」とむっとするお客様。
「本日は休ませていただきます」と言われて、「まあ、相変わらず丁寧ねえ。休まなきゃだめよ、いつも私たちお客のために必死でがんばってくれてるんだもの」と思うお客様。

いろいろです。一概には言えないのです。
「日頃からの関係性」+「ほどのよさ、バランス感覚」が大切だと思いました。

「ほんとうに、いつもありがとうございます。本日は休んでしまって申し訳ないのですが、また明日からがんばりますから今日のところはお目こぼしを」というような意味で使っておられるなら、その意図は大切なお客様にきっと伝わるでしょう。

それでいて、この「〜させていただきます」はやはり曲者。

「丁寧語として使って全く問題ない」という論調もありますが、「です、ます」代わりに使うほどには、まだ成熟した言い方ではありません。

その証拠に、A4×1枚程度のスペース(つまり1スクロールほど)に、3回、4回「〜せていただきます」が出てくれば、明らかに使いすぎです。
読んだときに、落ち着かない印象です。
何も考えずに使いすぎると、慇懃無礼な印象を与えます。



しかし、目くじらをたててはいけません。

時代につれて、変容するのが、言葉であり、それは移り変わる国の方針を見ても明らか。

それなのに、「時代につれて変容することば」や「ほどよい使い方」についてはおそらく学校も、おおかたのマナー講師さんも教えないからです。

「正しい敬語」と「ほどよい敬語」はどちらかひとつ使えればいいわけではなく、セットでこの感覚を養う必要があります。

「知らないこと」はやはり、「正しくも」「ほどよくも」使えないからです。

にもかかわらず、いろいろなサイトを見てみましたが「正しい敬語」に偏執しているのです。

私は言語学者でも、マナー講師でもなく、広告の世界で「言葉」を使って、顧客とのコミュニケーションがどうできるかということをずっと考えてきました。
だから、どんな敬語をどんな場面でどの程度使うかという感覚を知らず知らず自分の中で育ててきたように思います。

「ここまでていねいだと逆に失礼ですらある」というような使い方や
「確かに正しいけれど、普通の言語感覚でそれはない」というような使い方までもが、「正しい」というだけで推奨されるのはどうか、という疑問も感じます。

一番大切なことは、気持ちです。コミュニケーションです。

上司に食事をごちそうしてもらった新卒社員がひとりごとで「うわ、旨っ」と言ったとします。かといって、その上司はいやな気分がするでしょうか?
いっぽうニコリともせず「大変おいしいです」と言ったとします。「ほんとか?」と上司は思うかもしれません。

文字の言葉と違い、話す言葉は「なま」ですから、キャラクターや、タイミングや、言い方が微妙に作用して、相手の方に伝わります。
私の知る経営者さんで「ごちそうさまでした。とってもおいしかったです」を、実にいい笑顔で、相手の方の目を見て、ていねいに話す方がいます。
その言い方は、つくったかたもきっとうれしいだろうと思うような、感謝にあふれているのです。

ケースバーケースで、ほどよく、効果的に使える。
それがコミュニケーションだろうと思います。

そんな言葉のブログ、「ほどよい敬語」ということについて、そろそろゆる〜く再開しようかと思っています。
あ〜その前に記事の整理をせねば。
どんな風な整理の仕方が、読んだ方は使いやすいのだろう。ふむ。
悩みどころです。


ほどよい敬語『コミュニ敬語』で行こう


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この記事へのコメント

1. Posted by ユーアイネットショップ店長うちまる    2008年10月05日 08:23
私も愛読させて頂きましたが、未だに毎日200-300くらいのアクセスってすごいですね!

それだけ困ってる方が多いのですね!
2. Posted by meg    2008年10月05日 09:58
ユーアイネットショップ店長うちまる 様ありがとうございます
いつも温かいお言葉をありがとうございます。
言葉とは生き物ですから、どんなに本があっても古くなりますし、そのときどきのタイミングにふさわしい言い方を皆さん探しておられるのでしょうね。今後ともよろしくお願いします。感謝しております。
3. Posted by 直/来福家:福井市リフォーム住宅会社    2008年10月05日 16:33
ほどよい敬語って、本当に必要だなあって思います。
気持ちを言葉に乗せることって、とても大事ですね!
僕も勉強したいです。
4. Posted by ビーフな生活@和島です    2008年10月05日 22:55
言葉はコミュニケーションを取るのに必要なツールというのは
思っていましたが、ほどよい加減という考えを
実際の例を挙げていただいて読むとなんとも重要性がはっきりしますね。
目からウロコでした。ありがとうございます!

応援ポチッ
5. Posted by 日本一のみかん農家    2008年10月05日 23:07
敬語の使い方も受け取る側でみると
難しいですね。
心が伝わるようにしたいです。
応援ポチ。
6. Posted by moco    2008年10月06日 08:49
megさん、お久しぶりです。
英検やハロウィン前ということもあり東奔西走していてブログも楽しめずにいますが元気に過ごしています。megさんもお子さんの学校行事も盛んな頃では?(^_^)お変わりありませんか?

もうひとつのブログ、今夏はデータをなくしてしまったので再度お気に入りに登録させていただきました。またゆっくり読ませていただきますね^^←早速
7. Posted by meg    2008年10月06日 10:35
直/来福家:福井市リフォーム住宅会社 様ありがとうございます
はい。一緒に勉強しましょう。
いろんな資料も見比べつつ、ウケウリではない、今の事情に即したものを書いて行ければと思っています。
8. Posted by meg    2008年10月06日 10:36
ビーフな生活@和島です 様ありがとうございます
むずかしいですよね。
でも結局はハートを込めることだと思っています。
9. Posted by meg    2008年10月06日 10:39
日本一のみかん農家 様ありがとうございます
「心が伝わる」は正しい、正しくない以上に、大事なことですもんね。

10. Posted by meg    2008年10月06日 10:39
moco様ありがとうございます
お疲れ様です!
はい明日は中学の運動会です。
お互い、疲れをためないよういたわりましょ〜〜。
お気に入り登録してくださって、ありがとうございます♪

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